ダウンライトは住空間に不向き
新婚家庭に赤ちゃんが生まれました、大変喜ばしいことです。新しいベビーベッドを購入し、幸せそうな家族。リビングの隅っこにベビーベッドを設置して、うつ伏せにならないように、四六時中赤ちゃんを上に向けて寝かせて---。
ちょっと待ってください。赤ちゃんの立場になって考えると、天井に顔を向けられて一日中、見たくもない光を、しかも眩しいLEDの光を目にしています。これでよいのでしょうか?
医学的に、眼球は脳の一部であり、10歳程度で視覚が成熟するものです。ということは、脳の成長を阻害している事になります。本当に考え直してほしい事です。日本中、子供部屋は明るいし、勉強机も目の前にランプが丸見え。赤ちゃんに至っては朝から晩までライトを見せられて...。
前述の通り、子供の眼球は10歳くらいで完成しますから、強い光には対応しきれずに脳がパニックを起こしてしまいます。勿論、視力の調整機能にも大きく影響を与えます。特に点光源の強い光に弱いのです。ぜひ建築基準法で取り上げていただきたい項目です。
ここ数年で、...。
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こちらの記事は当協会副会長 山中先生の「これからの住宅ライティング多様化するライフスタイルへの対応」の一部となります。照明を学んでいる方々へ向けての記事となります。