照明資格、照明設計の日本ライティングコーディネート協会

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多様化する照明ニーズには「体感」で対応

 年間で約30棟の住宅の照明計画の依頼をこなしており、そのうち毎年5件程度はWEB経由で直接施主から依頼をいただいています。その依頼内容がここ数年大きく変わってきています。

 

もちろん、直接照明デザインを依頼されるわけですからそれなりにこだわりがあるのが基本なのですが、以前の依頼内容は漠然とプロに照明設計を依頼したいという理由だけでしたが、最近は具体的に「間接照明だけでお願いしたい」とか、「海外のホテルのような照明にして欲しい」など、希望する空間演出のイメージが明確になっている方が非常に多いです。

 

 しかも、家を作るのが二件目以上の方がほとんどです。「一件目で照明を失敗した」とおっしゃる施主が大半です。照明環境は「体験してみないと解らない。」ということがよくわかります。建材やインテリアはハードですので商品を手にして、触れて見て理解できますが、照明に関しては、器具はハードですが光は実体がないため感覚として捉えられないことも多分に考えられます。都市部であれば大手の照明器具メーカーのショールーム(SR)の体感型、照明シミュレーションルーム等でイメージを掴みやすいのですが、地方都市になると全くの見えない状態で、完成してからガッカリするものです。

 

 実は、大手のメーカーの照明シミュレーションルームの基本的な設備は...。

 

 

 

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こちらの記事は当協会副会長 山中先生の「これからの住宅ライティング多様化するライフスタイルへの対応」の一部となります。照明を学んでいる方々へ向けての記事となります

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