照明資格、照明設計の日本ライティングコーディネート協会

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売り上げ向上には「光環境」の販売を

売上向上には「光環境」の販売を

 

以前にも書きましたが、照明計画は空間全体での光を考えますので常に3次元で構想し、落とし込みます。ところが、ほとんどのインテリアコーディネーターの方は平面図や天伏図、つまり2次元で照明を検討します。床を見ながら光をまんべんなく落とそうとするわけです。

 

しかし、実際には床の明るさ具合よりも壁や柱、天井の光具合が大切なんです。ということはパースや展開図を用いて検討しなければいけないわけです。今は、ICの方から照明器具メーカーに平面図をファックスまたはメールすれば照明ボードが返送されています。どうなっているのでしょうか。世の中で一般的に使われている照明プランボードはほとんどが平面構成で器具リストのビジュアル版のようになってしまっています。

 

器具のデザインコーディネーションはよくわかるのですが、空間での光具合や光環境は全くわからないのが現状です。照明器具をインテリアのエキップメントとして提案していることが問題なのです。器具リストを見てしまうと、施主は少しでも安いところから購入したい衝動にかられます。すると、インテリアの売り上げにならなくなりますね。器具を打ってはダメなんです。光環境を販売することが一番大切なのです。

 

特に昨今は間接照明が大流行で、施主からの要望で「ホテルのような間接照明中心でお願いします」となってきています。そうなると、間接照明器具が......。

 

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こちらの記事は当協会副会長 山中先生の「これからの住宅ライティング多様化するライフスタイルへの対応」の一部となります。照明を学んでいる方々へ向けての記事となります

 

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