照明のリフォームは「光の使い方」を意識
照明のリフォームといえば---古くなった照明器具を新しいものに変える、ランプを従来の光源からLEDへ変える...。
これではせっかくのリフォームも未完成です。まずは操作、専門的には制御をリフォームしましょう。例えばスイッチを極力減らし、センサースイッチにするとか。最近では、従来のスイッチ配線が無線になってきているので工事の面でも大改革が始まっています。
最新のLED照明器具では、光源のパッケージ自体に無線LANや受信装置が内蔵されており、電波で信号を飛ばせば、その信号に応じた照明器具だけが点灯したり調光できたりします。壁面の決まった位置にスイッチを設置する必要がない訳です。
例えば、間仕切り壁を撤去し広い部屋にすると壁に二か所のスイッチが残り、1部屋なのに右側と左にスイッチが残ります。この解消には、天井内の配線をやり直ししてと、かなり大掛かりなリフォームになってしまいます。無線の器具やスイッチを使えば、天井内や壁面内の配線に関係なく電源され照明器具へ送ることができれば、簡単にコントロールできる照明リフォームが完成します。しかも、家具のレイアウトに影響せずスイッチが設置できます。
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こちらの記事は当協会副会長 山中先生の「これからの住宅ライティング多様化するライフスタイルへの対応」の一部となります。照明を学んでいる方々へ向けての記事となります